2014年11月21日金曜日

担当医の話

病院について
呼ばれるのを待つ。




見ていると
他の患者さん


「あれっ?
ここで合ってるかな??」


なんて
誰に確認するわけでもなく
きょろきょろと診察室へ入って行く。




先生は若めのお医者さんだった。



「今日はね、お呼びしたのは
現状どんな状態であるかを知っていただいて
ご家族でこれから介護保険とか導入するなどの参考にしていただくためです」



まず
用語からわからない…



介護保険って
なんだろうか?



「ヘルパーさんとかね、お願いするときに
保険適用するかどうか、っていう話ですね。」



すごく簡単に説明してくれた。



「お父さんは忘れっぽくなって、ということで
今年の6月にこちらに受診されて
いろいろ検査をしたんですね。
その結果、
アルツハイマー型認知症の初期症状が出ているので
最近のご家族から見ていかがでしょうか?」



ということで
忘れっぽくなっている、ということは聞いているが
近くで見ているわけではないので
実際のところどれほどかの判断ができない、ということと
昨晩の銭湯でのことを話す。


そして
個人的に気になったことで

「直近のこと」を忘れる、ということも話す。


こういった
病院へ行く日、だの
弟の結婚式、だのは
忘れずに
きちんと待ち合わせにも来られるし
自宅にも戻ることができるし
近所を案内もしてくれる。

ただ、
直前でお願いしたことや
こうだよね、なんて話した事が
その場でもう忘れているのだ。





先生曰く


「あ、それこそ初期症状です」




な、なるほど…




さらに、


「かかるにはまだ若いので
これからの進行が早いのでは」


ということを危惧している。



父は
数年前に脳梗塞を起こしたのだが
現在のところ
手術だのといった感じで
肉体的な急を要することはなく
ただ
忘れが進行しているので
家族は気をつけておいてください、
ということが中心だった。


診察室では
父も一緒に話を聞いていた。


いつもは
冗談を結構言う父なのだが
全く口を挟むことなく
両手を握ったままひざのうえに置き
黙ってじっと聞いている。




忘れがひどい、ということは、と心配になって
薬のことをたずねたら

一番簡単なもので
朝1回で良いらしい。


飲んだらカレンダーにチェックしようか、ということを言うと
「もうやってるよ」と言う。


また先生は


「忘れっぽくなって危ないのが
金銭管理とか、家の場所とか
そういうことですね」



ということで
周りのみんなで
危ないことがないように気をつけてください、と
念押しされて終了。



うーむ。



駅まで行くと
父は

「なんだか疲れちゃったからよー
もうこのまま帰るよ、父さん」




たぶん
自分の身体と今後に不安が出たのだろう。


どっちかというと
ココロがまいっていそうな印象だ。



さて
私はどうサポートできるだろうか。




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